やりまんに心と許すと地獄を見るのはわかっているが
やりまんに心を許すな、と友人が忠告した
出会った女性 | 出会った場所 | 利用サイト | 投稿日 |
---|---|---|---|
24歳 アルバイト(居酒屋) | 三重 津市 | ハッピーメール | 2016年10月31日 |

出会い系でいい女を見つけた。
まだ連絡する前だったが、こんな女を見つけたと友人に報告した。彼女が欲しいと口癖のように言っていた俺に優良出会い系サイトを紹介してくれたのはその友人だから、とりあえず耳に入れておこうと思ったのだ。
すると友人はこんなことを言った。
「この女はたぶんやりまんだ。付き合ってもいいが、心を許すなよ。やりまんに心を許したら地獄を見るぞ」
心を許すな、というのは要するに「惚れるな」という意味らしい。
「なぜやりまんだとわかるの」
「顔に書いてある」
淫らな目つき。スケベそうな赤い唇。それにプロフを見ても彼氏いない歴3日と書いてあるし「男好き女子ですけどからんでね~(^^♪」と書いてある。
それと極め付けがこの一文。
「付き合ってるときも浮気許すよ~(まじ)becauseわたしも浮気すっから」
「できれば避けたほうがいいと思う。お前に向いていない気がする」
「でもほかにいないから」
「自己責任でやれ」
でも彼女が可愛いくて、愛おしくて、恋をしてしまった
連絡したら速攻で返事が来て、今からすぐ会いたいという。俺は有頂天になり、お土産にGODIVAのチョコレートを買った。待ち合わせはコンビニの前だったが、彼女はしゃがんで外国の煙草を吸っていた。
「こ、こんにちは」
「こんにちは。よろしくね~」
居酒屋でアルバイトしているせいか、声が高く元気だ。煙草を吸殻に投げ入れると、長い茶髪を手先ですきながら、スマホを開いた。
「こっからなら歩いていけるよ」
「どこに」
「ラブホ・・・(笑)」
俺はまずトークから始めたいと思ったのだが、彼女は即マンを希望しているようだ。
―しかし可愛い子だ。好きになりそう―
やりまんでもいい。この子を恋人にしたい。
俺は歩きながらリュックを肩からおろして中に手を入れた。
「そう言えば持ってきたんだ」
「何を? コンドーム?」
「これ」
GODIVAのチョコを差し出す。
「わああ・・・ありがとう。チョコ好きの男がいるんだ。持って行ってあげようっと」
「男」という単語が出てきて一瞬ブルーになったが、ホテルに入ったら余計な感情もすっとんで行って、即セックスした。
風俗嬢としているようなセックスで、確実かつ安定感があったが、水が高いところから低いところに流れるような一直線のセックスで、終わってみたら何も残っていなかった。
「僕と付き合ってくれる?」
「たまに会ってくれるセフレならいいよ」
「恋人はだめ? お互いにお互いを特定の恋人にするというのはどう」
「美代ちゃんそういうの耐えらんない」
遊び相手の男は豊富にいるようだ。今日俺に会ったのはほんの暇つぶしだった可能性がある。でも彼女に合わせなかったらこれで終わりになってしまうかもしれないので、結局「たまに会うセフレ」でもいいという条件で、メアドを交換した。
しかしあれから彼女からの連絡はない。こちらから連絡してみてもいいが、返事が来なかったらもっとショックを受けそうで怖い。
これからどうしようか悩んでいるところ。
彼女のことが好きで、愛おしいだけに、つらい。
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