わたしの自慢のおっぱい写真欲しい人！

おっぱい写メ欲しさに男たちが殺到

世の中には風変わりな女もいるもので、ワクワクメールで次のような文章を掲げている女子大生を見つけた。

「わたしの自慢のおっぱい写真欲しい人！　誰に送るかわかんないよ」

相当自信があるのか、それともまやかしなのか、こんな大胆な掲示は見たことがない。サイトには写真だけ貼ってあって、これがブスなら見向きもしないが、なかなかいい顔なので気になる。どんなおっぱいなのか気になる。

「ただいま問い合わせのメール殺到中！　うれしい悲鳴」

本当かどうか知らないが、実況中継するようにときどきサイトの文章を更新するからたまらない。自分も送らないと損、みたいな気になって、僕に送ってくださいとメールした。最初にその掲示板を見た日の深夜だった。

何故か最後に応募した俺にだけ送ってくれたおっぱいエロ画像

返事が来たのは深夜0時過ぎだった。

てっきり落選のお知らせかと思って開いたら、何と当選の連絡だった。

「締め切りは書いてなかったけど、自分では今晩の0時までと決めていて、最後に送ってくれた人にプレゼントしようと思ったんだ……あなたに決定」

写真はWebメールで送りたいから一度サイトの外に出るといい、Yahooのメアドを教えてくれた。そこに空メールを送ったら、自慢のおっぱい写真を返信してくれるそうだ。

俺は超興奮したよ。おっぱい写真を俺だけがゲットできるということと、彼女とメール交換できるということ。絶対にここから男女交際が始まるものと確信し、すぐに空メールを送った。

約束通り送られてきた。

サイトの写真と同じ女が乳を出したままピースサインしている自撮り写真。色白で乳首がピンクで、見事な巨乳だった。

「これなら自慢していいよ……すごいおっぱいだね」

そう返事したが、それから音沙汰がない。

何度も送ったが返事がなく、やがてメール宛先不明のエラーメールが返ってきて、すでにそのアドレスが存在しないことを知った。サイトに戻ってメールしたが返事なし。それどころか彼女は退会してしまった。

（これじゃ交際はなしだな……ひどいな）

でも彼女は俺に嘘はついていない。約束も守ったし悪どいことは何もしていない。

彼女は本当に「自慢のおっぱい写真を送りたかっただけ」なのらしい。

世の中には風変わりな女がいるもんだ。

出会い系がますます好きになった。