不倫相手を選ぶなら後腐れのない女がいい

甘く狂おしく、そして気持ちいい不倫へのいざない

結婚して10年になる41歳の会社員です。

このたび出会い系で若い女と不倫して、すっきり別れました。こんな類の不倫なら何度やってもいいと思います。やはり不倫するなら後腐れのない女ですね。

私が不倫を決意したとき、すでに夫婦のセックスレスが3年目に突入していました。妻の体がどんな特徴を持っていたかすら忘れていたのです。

私は思うのですが、夫婦はセックスレスになって当たり前だと思います。何十年も同じ相手とやり続けるのは不可能で、必ず倦怠期がやってきます。男女関わらず世の中の既婚者に不倫願望があるのは考えてみたら当たり前です。

妻はどうか知りませんが、私は自分の不倫願望を抑えることはできませんでした。出会い系サイトに登場する若くて魅力的な女性たちがその欲望に拍車をかけ、私はその甘い世界導かれたのです。

私はその中でもできるだけ安全な、後腐れのない女を選びました。

腐る前に自ら身を引く、最高に後腐れのない女

彼女は明らかにやり目の女でした。

表情がきつく、人を小馬鹿にしたようなところがありますが、ベッドに入ると男に従順で、スケベでセックス好きでわかりやすい女でした。

「おじさん、奥さんおると？」

ある日、一回目のセックスのあと、おなかに発射した精液を拭きながら彼女が言いました。

「ああ、おるよ」

「バレんようにせんといかんね。女は怒ったら怖かけんね」

「君も怖かと？」

「あたしは見た目より怖くなかよ。安心して」

丸めたティッシュをごみ箱に投げ捨てる。

ところで彼女は「もうそろそろ終わりにしたほうがよか」と言って、ある日突然姿を消しました。あまりに唐突なやりかたに驚き、寂しいものも感じましたが、これでいいのだと思いました。

彼女は腐る前に自ら身を引く、最高に後腐れのない女でした。