僕が失敗したのだからみんな失敗する童貞初セックス

落ち着けと言う方が無理がある童貞セックス

一昨日、童貞を捨てた。24歳と3ヶ月にわたる童貞ライフとおさらばした。

相手はPCMAXで知り合った年上女性。着やせするタイプなのか、見た目はほっそりしていたが、脱いだらけっこうむっちりした肉感的な女だった。

童貞を捨てた感想？　

さんざんだった。

彼女と知り合っていよいよセックスする関係になりそうだと予感したとき、俺はしっかりとイメージトレーニングをして、少しでも上手にセックスできるよう準備していた。前もって皮を剥いておくこと。コンドームをぱっぱっと手際よく装着すること。いざそのときになっても焦ったり緊張したりしないよう、メンタル面での準備を怠らなかった。

だがだめだった。そもそも穴に入らなかった（笑）

マンコにむかって突き立てても、穴に入らない。そもそもどこに穴があるのか、いざその場になるとわからなくなる。いやそれ以前にむっちりしていい匂いのする女体を抱きしめた瞬間から、興奮と緊張で頭が真っ白になって、どうしたらいいのかわからなくなっていた。

―落ち着け―

自分に言い聞かせてもだめ。

ほとんどスマタ状態で射精し、一回戦目は失敗。

二回戦では女性が導いてくれたから何とかなったけど

彼女は俺が童貞だとは思っていなかったようで、一回戦目の顛末でそれと知ると、苦笑いした。それでやや萎えてしまい、もう今日はセックスできないだろうと思ったが、むっちりした尻や太股。大きめの乳房を見ているうちに興奮してきて二回戦目に。

今度は彼女が「穴」に導いてくれた。竿の中間あたりを握り、亀頭を膣口にあてがってくれたのだ。

「そのまま差して」

するとにゅるっと入り込み、一気に竿の2/3ほどが愛液にまみれた肉襞に包まれた。

「うう……気持ちいい……」

「ああん……っ、いいい」

何も考えず（考えられず）本能的にピストンを繰り返す。そんなことをしたら童貞にはひとたまりもなく約70秒で射精。

上手にできなかったが、スゴく気持ちよかった。セックスする歓びと童貞を捨てた歓びを同時に味わった。

童貞は絶対にセックスで失敗する。

考えてみたら初めて憧れの女体を抱くのだから失敗して当たり前である。俺のように入念に準備してこれなのだから、俺以外の童貞はまず間違いなく撃沈するだろう。

だが男はそれを乗り越えていかなくてはならない。

幸い彼女は俺に好意的なので助かっている。

これからもっとセックスを教えてもらおうと思っている。