女性器に舌を這わせる幸福をかみしめて

ああ、ま×こがすぐそこにあるというのに……

女性器（ま×こ）ほど近くて遠い存在はない。

世の中のいたるところに女がいて、服こそ着ているものの、布地の下には女性器があるというのに、本当にすぐそこにあるというのに、それを手にすることは至難の技だ。簡単に手に入れるには風俗に行くしかないのだが、高額の金を取られる。世の中にほぼ無数にあり、すぐそこにあるはずの女性器は、実ははるか遠いところにある。場合によっては何マン光年も離れているかもしれない。

だたしエッチをする相手を見つけることができたら、それは容易に手に入る。要はちゃんとしたプロセスをへて相手を見つければ良いのだ。（実際はそれが難しいのだが……相手が見つかってもエッチに持ち込めない場合も多いし）

だが出会い系サイトで探せば、効率的に相手を見つけられる。出会い系にはエッチ目的の女がけっこういるので、そういう女をターゲットに活動すれば、女性器の一つや二つ、簡単に手に入る。

俺がゲットできたのであるから間違いない。

俺は女性器に舌を這わせているんだな、と改めて感慨に浸る

サイト名はミントC!Jメール。見た目や載せている文章をたんねんに分析し、これという女を選び出す。なるべく軽そうなのがいい。「今すぐ遊ぼ」「暇してます」「めろめろになりたい」「まったりしたい」「現実逃避したい」こんな文章を見つけたら即マンの可能性が高く、即マンできなくても一両日中にベッドインできる見込みがある。

俺がゲットしたのはエッチな歯科衛生士だった。胸がでかくて、細い足。いい女だった。俺はすぐに彼女の女性器を想像した。足が細いから恥丘のかたちがぷっくり浮き上がっている。

（これはやるっきゃない）

美辞麗句を並べて口説き倒し、その日のうちにホテルに連れ込んだ。

（ああ、あこがれの女性器がすぐそこに！）

俺は舐めまくった。しゃぶりまくった。

火星よりも遠いところにあった女性器に、いま俺は舌を這わせている。その歓びを噛みしめながらクンニにいそしんでいる。

（この幸せな時間が永遠に続かないものか……）

そんなことを考えた。

彼女の女性器はつんとした臭いがして、酸味があった。

美味しかった。

女性器をプレゼントしてくれたミントC!Jメールに感謝。