彼女が嫌いなラブホテルのおかげで僕たちは結ばれた
ラブホって不潔……愛液、精液、唾、血液……下手したら糞尿も
出会った女性 | 出会った場所 | 利用サイト | 投稿日 |
---|---|---|---|
30歳 OL(製薬) | 富山 富山市 | ミントC | 2019年1月1日 |

ミントC!Jメールで30歳のOLと知り合い、デートするようになった。恋人が欲しくて登録した結果、彼女に出会ったのだ。
当然最初から恋愛感情が芽生える訳でもなく、互いに好きになれるかどうかはしばらく交際してみないとわからない。互いに互いの呼吸を確かめながら、手を繋いで線路の上をわたって行くような、楽しいが、落ち着かない雰囲気に満ちた交際が続いた。
急激に気持ちが変化したのは、二人で散歩していて、たまたまラブホテルのそばを通り過ぎたときだ。地元でも人気のあるラブホテルで、平日から満室になるほどだ。内装が広くておしゃれで、かつエロさに満ちていて、カップルの性欲をほどよく刺激する。
そこから出てきた若いカップルとすれ違った。体を寄せ合い、セックスの余韻に浸っている風。
「僕たちも早くああなりたいね」
言うと、口をへの字に結ぶ。
「でもさ、ラブホテルって不潔でしょ? 私は嫌い」
「まあ、そうかもね」
気持ちはわかる。
きちんと掃除したのかもしれないが、シーツを交換する前のシーツには愛液、精液、唾、血液……下手したら糞尿だって付着していたかもしれない。ラブホテルはある意味トイレのようなものなのだ。
どうせなら、綺麗なベッドで結ばれたいわ
でも彼女とそういう会話ができて前進できたと思った。ラブホテルの近所を歩き、出てきたカップルとすれ違い、ラブホテルについての意見交換ができたし「僕たちも早くああなりたい」と気持ちを率直伝えられたし、彼女も色よい返事を返してくれた。彼女はラブホテルが嫌いだとは言ったが、俺とそういう関係にはなりたくないとは言わなかった。ラブホテル以外の場所ならOK、と言っているようにも受け止められる。
その日から、何となく気持ちが通い合うようになった。しかも日に日に気持ちが熱されていった。
そしてまた俺がジャブを打つ。
「本当にラブホホテル嫌いなの? 入ってみたいんだけど」
「だから不潔だから嫌だって……どうせなら、綺麗なベッドで結ばれたいわ」
恥ずかしそうに言う。
その日、彼女のマンションに招かれ、そこで結ばれた。
以来、彼女のベッドがセックスの場所になっている。
ラブホテルは不潔かもしれないが、そのラブホテルがなかったら、僕たちは結ばれなかったかもしれない。
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