派手な女と昼間から飲んで歌って、やっちゃった

「昼間からやってる飲み屋があるんだけど」と彼女

出会い系でナンパした女と、夜やることを昼間堂々とやっちゃった。

もともとノリの良い女だったのだろう、声をかけたらすぐに乗ってきて、遊びに行こうと言いだした。写メもくれたけど、茶髪の軽そうな女。だけど頭は悪くなくて、東京の女子大を中退したと言っている。中退した理由は学費を払えなくなったから。学費さえあれば、今頃は東京のOLになっていたと言った。

「田舎で暮らす分、せっかくだから楽しまないと」

決して不真面目な暮らしをしているようには見えないが、基本は遊んでいそう。

「ねえねえ、飲みに行かない？　昼間からやってる飲み屋があるんだけど」

会ったらすぐにそう誘ってきた。昼間から酒を飲んだのは昨年の花見以来。そんなに飲めるほうでもないので気が引けたが、彼女がそう言うのならしかたない。

昼間から飲み屋行って、カラオケ行って、ラブホ行った

午後から店を開けているというその居酒屋には、けっこう人がいた。休日何もやることがなくて酒を飲んで暇をつぶしていそうな親父が多かった。彼女は紅一点で、何人かの親父がちら見したし、声をかけてきた。

「いいねえ…昼間から飲みデートか…これからどこ行くの？　何すんの？　いひひ」

「おじさんたちがとっくの昔に卒業したことして遊ぶんだ～えへへ」

ノリの良い彼女は軽く受け答えする。

俺はその場にいるのが嫌になって、場所を変えようと言い、とりあえずカラオケ屋に入り、何曲か歌った。けれど妙にムラムラして仕方がない。昼間から浴びた酒は、もっと過激なことを求めてくる

「ラブホ行こうか」

と彼女が耳元でささやいた。

「親父たちが卒業した遊び？」

「そうそう」

午後二時だったかな…酔った勢いでラブホに入った。酒臭かったけど、けっこう気持ちいいセックスができたかな。

昼間から過激なことをしたせいか、これからどんなデートをしたらいいのか迷ってしまう。